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2006年11月25日
顔を中心にアトピーが爆発
【症例7】 23歳・女性・千葉県習志野市
◎既往歴
乳児期より、全身にかゆみのある皮疹。
徐々に乾燥した皮疹が増加してきたのを十有余年ずっとステロイド外用でなんとか悪化をしのいでいました。
22歳でステロイド外用の恐ろしさに気づき中止。
顔を中心に皮疹が爆発して,半年して当院に入院しました。
◎来院時所見
全身にかゆみの激しい乾燥した紅斑が瀰漫性にみられ、特に顔〜首、項にかけ、皮疹の炎症が激しく、落屑と糜爛がみられました。
◎治療経過
抗生物質を短期間(5日間)併用させ、SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、低濃度ステロイド、SODエキス含有軟膏にアズノールを重ねて塗り。
徐々に快方に向かい,9日目にほぼ皮疹も消えてなくなりました。
2006年11月13日
肥厚したアトピーが完治
【症例6】 20歳・男性・奈良県生駒市
◎既往歴
乳児期より、顔面、両肘、両膝屈側部に乾燥したかゆみのある皮疹が出て、年齢とともに次第に拡大悪化。
ステロイド外用を含むあらゆる治療法を行いましたが、次第に治療の効果がなくなり、悪化への反復が繰り返されました。
◎来院時所見
全身にかゆみの激しい乾燥肥厚した紅斑がはっきりみられ、特に両前腕〜手、両下肢に肥厚苔癬化した一見象の皮膚を思わせるような皮疹が一面にみられました。
◎治療経過
SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、やや濃度の濃いステロイド、SOD作用エキス含有軟膏に、顔面はアズノール、顔面以外はグリテールパスターを重ねて塗る。
皮疹は徐々に軽減し、2週間ご退院しましたが、奈良県生駒市の自宅に戻ると1〜2ヶ月で再燃し、3度入退院を繰り返しました。
この青年は、初めて私の病院(土佐清水病院)の事務員として就職しました。
就職当初は、しばらく濃度の濃いステロイド、SOD作用エキス含有軟膏に、顔面はアズノ−ル、顔面以外はグリテールパスターの重ね塗りを行い、軽減して、3分の1〜4分の1の濃度のステロイドとSOD様作用物質エキスの軟膏のみを自分で塗布していましたが、就職6ヶ月で、下肢の苔癬化した象にような皮膚も正常に戻り、まったく治療の必要がなくなり、現在就職2年半を経過しますが再燃の傾向もみられません。
2006年11月02日
フケ、コケ状の皮膚が若返った
【症例5】 57歳・女性・大阪府富田林市
◎既往歴
15歳より初めて両肘、両膝屈側部に乾燥したかゆみのある皮疹出現。
ステロイド外用を行っていましたが徐々に悪化し、17歳で顔面の皮疹も悪化。
18歳の高校卒業式には出席できなかったという。
20歳でステロイド1〜3錠10日間内服し、28歳で右白内障の手術を行いさらに20年間ステロイドを内服。
48歳では左眼白内障が判明。
そこで、H病院に入院しましたが、皮疹の悪化は軽減せず、右眼失明のため、角膜手術を行い角膜生着の目的でステロイド内服を再開する。
しかし、角膜の移植は失敗に終わり、来院1ヶ月前にステロイド1錠に減量し、来院時よりステロイド内服を中止しました。
◎来院時所見
顔面には表面に落屑、結がのある乾燥肥厚した色素沈着の強い紅斑がみられ、顔面以外は首、四肢、躯幹(胴体)に乾燥苔癬化した紅斑が瀰漫性にみられ、特に顔の皮膚の老化が著しい。
◎治療経過
SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、低濃度ステロイド、SOD様エキス含有軟膏に、顔面はズノール、顔面以外はグリテールパスターを重ねて塗る。
徐々に肥厚乾燥した皮疹は改善され、入院12日目には落屑、結がは消えてなくなり、肥厚・苔癬化も軽減し、老化した皮膚も若返り、さらに1週間後軽快退院しました。