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フケ、コケ状の皮膚が若返った
【症例5】 57歳・女性・大阪府富田林市
◎既往歴
15歳より初めて両肘、両膝屈側部に乾燥したかゆみのある皮疹出現。
ステロイド外用を行っていましたが徐々に悪化し、17歳で顔面の皮疹も悪化。
18歳の高校卒業式には出席できなかったという。
20歳でステロイド1〜3錠10日間内服し、28歳で右白内障の手術を行いさらに20年間ステロイドを内服。
48歳では左眼白内障が判明。
そこで、H病院に入院しましたが、皮疹の悪化は軽減せず、右眼失明のため、角膜手術を行い角膜生着の目的でステロイド内服を再開する。
しかし、角膜の移植は失敗に終わり、来院1ヶ月前にステロイド1錠に減量し、来院時よりステロイド内服を中止しました。
◎来院時所見
顔面には表面に落屑、結がのある乾燥肥厚した色素沈着の強い紅斑がみられ、顔面以外は首、四肢、躯幹(胴体)に乾燥苔癬化した紅斑が瀰漫性にみられ、特に顔の皮膚の老化が著しい。
◎治療経過
SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、低濃度ステロイド、SOD様エキス含有軟膏に、顔面はズノール、顔面以外はグリテールパスターを重ねて塗る。
徐々に肥厚乾燥した皮疹は改善され、入院12日目には落屑、結がは消えてなくなり、肥厚・苔癬化も軽減し、老化した皮膚も若返り、さらに1週間後軽快退院しました。
2006年11月02日 02:02