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肥厚したアトピーが完治
【症例6】 20歳・男性・奈良県生駒市
◎既往歴
乳児期より、顔面、両肘、両膝屈側部に乾燥したかゆみのある皮疹が出て、年齢とともに次第に拡大悪化。
ステロイド外用を含むあらゆる治療法を行いましたが、次第に治療の効果がなくなり、悪化への反復が繰り返されました。
◎来院時所見
全身にかゆみの激しい乾燥肥厚した紅斑がはっきりみられ、特に両前腕〜手、両下肢に肥厚苔癬化した一見象の皮膚を思わせるような皮疹が一面にみられました。
◎治療経過
SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、やや濃度の濃いステロイド、SOD作用エキス含有軟膏に、顔面はアズノール、顔面以外はグリテールパスターを重ねて塗る。
皮疹は徐々に軽減し、2週間ご退院しましたが、奈良県生駒市の自宅に戻ると1〜2ヶ月で再燃し、3度入退院を繰り返しました。
この青年は、初めて私の病院(土佐清水病院)の事務員として就職しました。
就職当初は、しばらく濃度の濃いステロイド、SOD作用エキス含有軟膏に、顔面はアズノ−ル、顔面以外はグリテールパスターの重ね塗りを行い、軽減して、3分の1〜4分の1の濃度のステロイドとSOD様作用物質エキスの軟膏のみを自分で塗布していましたが、就職6ヶ月で、下肢の苔癬化した象にような皮膚も正常に戻り、まったく治療の必要がなくなり、現在就職2年半を経過しますが再燃の傾向もみられません。
2006年11月13日 21:16