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30代の若さがよみがえった
【症例9】 32歳・女性・兵庫県神戸市
◎既往歴
小学校入学までは、乾燥肌でしたが、治療を必要とするほどではありませんでした。
ところが小学校に入学して以来かゆみが出始め、中学に入った頃は徐々に悪化し、かゆみとともに乾燥肌が悪化。
高校の頃には、全身にかゆみの激しい落屑の強い皮疹が出現し、ステロイドを外用するようになり、3年前までずっと塗り続けました。
◎来院時所見
顔面、胸にかけ、非常に長期のステロイド外用による皮膚萎縮がはっきりと現れ老人にみられるような大きな皺が多く、皮膚の老化現象が著しい。
このステロイド外用による皮膚の萎縮以外にも全身にかゆみの強い肥厚苔乾燥した皮疹が瀰漫性にみられました。
◎治療経過
SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、低濃度シテロイド、SOD作用エキス含有軟膏に、顔面はアズノール、顔面以外はグリテールパスターを重ねて塗りました。
10日目には、ステロイド外用によって生じていた顔〜首の皮膚萎縮の皺はほとんど消失し、アトピーの肥厚した全身の皮疹もほぼ軽減し、皮膚は30歳の若さに回復し、退院しました。
2006年12月14日 16:35