« かゆいかゆいアトピーが消えた | メイン | 赤味や水っぽい斑点状のアトピー »
赤味、糜爛、湿潤面も消えた
【症例13】 3歳・男性・山口県下関市
◎既往歴
満1歳より顔の頬、耳の辺りからかゆみのある皮疹が発生。ステロイドの外用等で治療を行っていましたが次第にステロイドに抵抗し(効果がなくなり)皮疹も悪化、全身に拡大してきました。
当院来院6ヶ月前よりステロイドを中止し、温泉療法等も行ったもののますます悪化し、当院に来院しました。
◎来院時所見
顔、四肢、全身に糜爛面のある、非常に急性炎症症状の激しい漿流制丘疹(seropapel−点状に小さく盛り上がった皮疹を丘疹といい、その丘疹が水っぽい状態)が融合し合ったり、赤味の強い紅斑が盛り上がり、激症の皮膚炎を呈していました。
◎治療経過
抗生物質を短期間(5日間)併用させて、SOD様作用食品とルイボスTXを内服させて、低濃度ステロイド、SOD作用エキス含有軟膏にアズノールを重ねて塗りました。
4日後、顔以外の急性症状が消褪(消えてなくなる)したところで、顔以外はズノールの重層をグリテールパスターの重層に変え、7日後には、赤味も、糜爛、湿潤面も完全に消えてなくなり、12日目に軽快、退院したのです。
2007年01月19日 01:23