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2007年03月20日
じゅくじゅくのアトピーが消えた
【症例19】 7歳・男性・東京都文京区
◎既往歴
乳児期よりかゆみのある乾燥した皮疹が躯幹(胴体)、両肘、両膝屈側部にみられ、生後6カ月より(化学繊維の下着をつけだしてから)皮疹が次第に悪化拡大していった。
当初は治療のためにステロイドの高濃度のものを使用していましたが、夏は比較的落ち着き冬悪化するという繰り返しでした。
当院入院前数ヵ月は低濃度ステロイドを使用していました。
◎来院時所見
躯幹(胴体)には乾燥肥厚した紅斑がみられ、四肢には写真のように貨幣状湿疹の症状を呈し、強く糜爛湿潤した厚い紅斑が多発し、激しいかゆみを訴えていました。
◎治療経過
抗生物質を短期間(5日間)併用させて、SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、SOD様作用物質抽出エキスと低濃度ステロイドノワセリン軟膏の上からグリテールパスターを重ねて塗る。
3日目から躯幹(胴体)の紅斑は消えてなくなり始め、5日目には四肢の激しい貨幣状湿疹の皮疹は軽減し、7日目にはほぼ全身の皮疹が消失し、退院しました。
2007年03月12日
全身の重度のアトピーが消えた
【症例18】 3歳・男性・神戸市
◎既往歴
生後6ヶ月より顔面、耳、両肘、両膝屈側部にかゆみの強い乾燥した皮疹が出現。
次第に悪化し、かつ、全身に拡大していきました。某公立病院で高濃度のステロイド外用を行っていましたが、効果がなく本院に入院。
(本症例はアトピー性皮膚炎患者で社会的な差別などを受けた被害者の代表症例のうちの1人です)
◎来院時所見
写真にみられるように、顔面に赤味の強い湿潤した紅斑が瀰漫面もみられます。
◎治療経過
抗生物質を短期間(5日間)併用させて、SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、低濃度のステロイド、SOD作用エキス含有軟膏に、顔面はアズノール、顔面以外はグリテールパスターを重ねて塗る。
3日目には顔面、下肢の皮疹を除いて、軽減し始め、6日目には激しい炎症がほぼ消えてなくなり、9日目には写真のように、下肢、顔ともほぼ皮疹は消失し、退院しました。
2007年03月01日
顔全体のアトピーが消えた
【症例17】 23歳・男性・愛知県高浜市
◎既往歴
乳児期よりかぶれやすい体質でしたが、アトピー性皮膚炎の症状は顕著ではなく、乾燥肌が目立ち、ところどころかゆみのある皮疹が散在する程度で、時々ステロイドの外用を使用する程度でおさまっていました。
高校3年(18歳)の頃から徐々に悪化し始め、19歳で悪化し、大学病院に2ヵ月入院。そこでステロイドを塗りました。当院入院まで(23歳)大学病院よりステロイド軟膏をもらっていました。
◎来院時所見
写真のように、顔面全体に瀰漫性に厚い紅斑と一部糜爛面がみられ、特に眼瞼部(まぶた)に炎症症状が激しくありました。
躯幹(胴体)、上腕部に乾燥した紅斑がみられる他、両下肢に非常に硬結(こうけつ)の強い結節性痒疹が密集してみられました。
◎治療経過
抗生物質を短期間(5日間)併用させ、SOD様作用食品とルイボスTXを内服させ、やや濃度の濃いステロイド、SOD作用エキス含有軟膏に、顔面はアズノール、顔面以外はグリテールパスターを重ねて塗る。
下肢以外は、5〜6日目に皮疹が改善し始め、7〜8日目にはほぼ皮疹が消えてなくなったが、下肢の固い結節性痒疹は治療に抵抗。
それでも2週間目頃から軽快し始め、入院20日後ほぼ消えてなくなり退院しました。