全成分を見ていただいても分かるように、洗浄成分は"石鹸素地"のみです。あとはすべてお肌の"うるおい"を考えた保湿成分が配合されています。
さらに、石鹸素地の中でも刺激になりやすい「ラウリン酸(C12)」をカットしてあるため、お肌の弱い方にも好評をいただいているアイテムです。
肌は弱酸性ですが、モイスチュアソープは弱アルカリに調整してあります。
本来、肌にはアルカリ性のものが触れても短時間のうちに中和して弱酸性に戻す力があります。
アルカリ性のものが触れても健康な肌であれば約15分くらいで弱酸性の戻ります。
ですから、弱酸性でなければダメというわけでもありません。
弱アルカリ性の石鹸は細かい汚れをしっかり落として、サッパリとした洗い心地が特長です。
肌質や肌の調子に合わせて、思春期のニキビ肌の方や皮脂分泌の多い方にはモイスチュアソープを、肌が荒れている方や乾燥肌の方には、弱酸性の洗浄剤のソープパウダーをおすすめします。
市販の石鹸よりもなくなり方が早い、とお感じかもしれませんが、それは"より肌にやさしい"ことを目的に成分が配合されているためです。
石鹸は、製造途中に石鹸の固体と、保湿剤のグリセリンが副産物として得られます。通常の石鹸はグリセリンを取り除いて作られています。
モイスチュアソープは、"グリセリンも重要な保湿剤"として配合されており、この配合成分のために水に弱く、溶けやすくなっています。
水に濡れたまま市販のソープディッシュの上の上に置かれると、溶けやすいので、長く保たせるために、市販の台所スポンジをソープの形にくり貫いて
そこにソープを置くようにすると、水切りがしっかりできるようになります。
ぜひお試しください。
石鹸は、加熱した油をかき混ぜた中に「水酸化ナトリウム」の水溶液(=塩水)を加えることで液状の石鹸ができます。
それを放置することで塩水の表面に石鹸が浮いてきます。
それをどのように生成にしていくかで、種類が異なります。
"枠練石鹸"は、液状石鹸を型(=枠)に流し込んで冷やして固め、一定のサイズに切断後、自然乾燥させる石鹸です。
"機械練石鹸"は、液状石鹸を真空乾燥機にかけて、水分を調整し石鹸素地をつくりさらに機械でよく練り、一定の大きさに切断して製造されます。
香料入りのフレグランスソープは、ほとんど機械練で製造されています。
理由として、枠練石鹸よりも処理温度が低く香料などの添加物の変化が少ないためです。
モイスチュアソープは香料無添加のため、枠練で丁寧に仕上げられています。
手のひらが汚れていたり、皮脂がついていると、手の汚れを落とすのに洗浄成分が働いてしまい、きれいに泡立ちません。
まず、手を浴用石鹸などできれいに洗って汚れを落としてからお使いください。
または、別売りのリガメェント・バブルネットをご利用いただくときれいに泡立てられます。
お湯での洗顔は、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
その結果、どんなに保湿をしても乾燥を招いてしまいがちになるので、乾燥肌の方は特に注意してください。
また、毛穴が開きすぎて神経過敏になったり、フェイスタオルで肌荒れを起こしやすくもなります。
冷たくない程度のぬるま湯でなんどもしっかりとすすぎ、最後は冷水で毛穴をキュッと締めるようにしてください