2008年03月28日
旅立ちの春
新入学、新社会人になることを心待ちに過ごしている方も多い時期です。いとこもそんな一人で、田舎から東京の大学へと旅立ちます。親元から一種の自立です。【自立】を辞書でみると、「他からの支配や助力を受けずに、存在すること」とあります。誰でも子どもの頃に親からの自立を望んだことがあると思います。独り立ちしたいと思ったときに、その時、育ててくれていた上司が『長く勤めている会社、長く続く家族生活の中では、否応無く依存心が出てきます。依存していることすら分からなくなります。そうであっても、どこかで必ず依存することなく自分一人でも生きていく気概をもっていなさい。それが自分の人生に自分で責任をもつということです。生まれるときも一人、死ぬ時も一人なのですから』と話してくれました。遠い昔に教えられたことなのですが、今でもいつも心に思うことです。何だか、旅立ちの春に改めて思い出しました。
2008年03月28日 10:39